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  • 【メナム句会】おいしい俳句 カオニャオ・マムアン茶話会レポート
    2023年03月28日(火)
【メナム句会】おいしい俳句 カオニャオ・マムアン茶話会レポート
 
開催日時:2023年3月23日(木)13:00〜15:00
場所:別館ファンクションルーム1
 
 タイのお菓子と俳句のコラボがついに実現しました!
 今回は会報誌「クルンテープ」でおなじみのムシカシントーン小河修子さんをお招きし、老舗の上質なカオニャオ・マムアンを試食しながら全員で俳句を作りました。
 
 前半は「カオニャオ・マムアンのお話」。タイ語でカオニャオは餅米、マムアンはマンゴーのこと。砂糖を溶かしたココナッツミルクを混ぜて蒸らした餅米は「カオニャオムーン」といい、独立したお菓子なのだといいます。材料や作り方も奥深く、決して脇役ではないということにまずびっくり! カオニャオムーンに色々な具材を載せたカラフルなお菓子も皆さんに味わって頂きました。
 小河さんがタイ菓子に興味を持ったきっかけのひとつは、ラーマ二世の詠まれた恋の詩なのだそうです。なんと、お菓子に恋心をこめて詠われているのですって。詩に登場するカオニャオムーンは、バイトゥーイ(パンダンリーフ)で若草色に染めたもの。樹木のソーク(無憂樹)の若葉の色から「ソーク色」と呼ばれますが、ソークには「憂い」「悲しみ」という意味があるので、逢えない恋人を偲んで憂いに沈む心を表現するお菓子となっています。切ない恋に思いを馳せながら手に取ってみると、小さなお菓子ひとつがとても愛おしくなってきます。
 幅広いお話は「へえ、知らなかった〜」の連続で、会場の皆さんが熱心にメモをとっていらした姿が印象的でした。
 
 後半は「マンゴー」の季題で俳句作り。どんどん句が生まれ、総勢15名ほどで約40もの句が集まりました!
 
   マムアンのカロリー気にしちゃいけません  m
   マムアンと香るカオニァオおかわりへ  Seiko
 
 特別な蝋燭の煙と花で香り付けをしたカオニャオムーンは「こんなの初めて」と大人気でしたね。
 
   お菓子からもっと知りたいタイのこと  ももえ
   マンゴーの歴史たくさん習ったよ  春桜
 
 おいしく勉強できてしまう幸せなひとときでした。
 
   マンゴーの皮剥くあいだのくちげんか  まちこ
   マンゴーをひとさら妻の機嫌取り  いさお
 
 皮を剥く間ですからほんのちょっとした喧嘩。甘くみずみずしいマンゴーを一口食べれば、にっこりご機嫌になってしまいます!
 
   マムアンのトラック来た来た夏が来た  マップラオ
   マンゴーを食べたら次はソンクラン  知子
 
 暑い暑い季節ですが、もうすぐソンクランだと思うと嬉しいですね。
 
 メナム句会の例会はいつでも無料体験ができますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。
 
   マンゴーのはじける黄の下ソーク色  修子
   マンゴーや蟻が寄るほど甘味増し  G
   日本人会ここもマンゴー真つ盛り  美奈子
 
【メナム句会】
https://www.jat.or.th/jp/culture-club.php
【お問合せ】
https://minakobar.wixsite.com/haiku/contact
厳選のカオニャオ・マムアンをどうぞ!
タイで販売用に栽培されているマンゴーは約20種。
タイ菓子が愛おしくなるお話でしたね。
子供たちに教えてもらったミニハート♡
右下のカオニャオがソーク色です!
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