バンコクお散歩ルートマップ (バンコク都ヤワラート地区)
Vol.
10
ヤワラート、どこまで知ってる??ヤワラート+α! 中華街だけじゃ勿体ない!
遠くに旅行へ行かずとも、バンコクだって歩いてみる新たな発見が沢山。年中暑いバンコクですが、少し暑さも落ち着くこれからの時期、たまにはお散歩してみるのはいかがしょうか。

ワット・フワランポーンは無縁仏を供養するお寺。自分の曜日カラーのロウソクを浮かべて祈念。敷地内にはタンブンで救われた牛もいます。
パープルライン延伸の新駅マンコーン駅でヤワラートまでダイレクト!今までは最寄り駅はフアランポーン駅でした(実は正式名称はクルンテープ駅)。100年以上の歴史ある駅舎は味わいのあるローカル線の発着利用されており、こちらも見どころ。
“Walking Bangkok“(タイ国政府観光庁が発行)ではバンコク都内のディープなおすすめお散歩コースをいくつも紹介していますが、今回は知っているようで知らない、ヤワラートについてご紹介します。現王朝以前のアユタヤ王朝時代、華人たちが作ったのがこの中華街「ヤワラート」だと言われています。 周辺には花市場で有名なパーククローン市場やインド人街パフラット市場、そして日本人会が法要を行っている日本人納骨堂ワット・リアップ、タイ人に人気のパワースポット、ワット・フワランポーンも徒歩圏にあります。
パークローン市場。タイらしい鮮やかな花たち
 
実はギネス記録な黄金仏
1. ワット・トライミット博物館
ヤワラートの華人たちの歴史を紹介する博物館。この博物館のあるワット・トライミットの仏像は純度60%の金で鋳造されており、高さ3.9m重さ5.5tと世界最大の黄金仏です。
ザ 中華街の見た目とタイらしいエピソード
2. 中華門(プミポン国王ご生誕72年祝賀門)
1999年12月5日、プミポン国王のご生誕72年を祝賀し、王室を敬愛する中華系タイ人たちの多くの寄付が集められ建てられました。
おじいちゃんたちの憩いの喫茶店
3. イヤッセー(益生老店)
80年以上の歴史を持つ老舗。レトロな雰囲気と25Bから楽しめるコーヒーは今のバンコクではちょっと稀有でノスタルジックなお店です。
見応えのある金の博物館
4. ヤワラート金博物館(陳剛金行)
オランダの建築家によって建てられ、中華風の調度品の洋館の6階にある博物館。金の生成や取引に用いられた道具などが展示されています。
カオマンガイと昔ながらのタイスキ
5. タイヘン(泰興)
1920年創業で中国海南島レシピのカオマンガイと炭火のタイスキを出すお店の草分け的存在のお店。
上座部仏教主流のタイでは少し珍しい
6. ワット・バンペーンチーンプロット「ヨン・ホックイー(永福寺)」
前身の施設はラッタナコーシン王朝初期に華人によって設立されたと言われており、小さいながらも貴重な仏像が多く安置されており、タイでは珍しい大乗仏教の中国僧が常駐。
ユニークな白い仏塔はスリランカ式
7. ワット・カンマートゥヤーラーム
この寺院はラマ4世(約150年前)に設立され、インドの聖地サールナートのダメーク仏塔を模したスリランカ式の仏塔で、本堂には仏陀の生涯を表わす壁画があります。
できたてほやほやのMRTワットマンコーン駅が目の前
8. ワット・マンコーンカマラワート「レンヌイイー(瀧蓮寺)」
1871年に開かれラマ5世によって命名され、中国南部潮州様式で建てられた中国系の寺院。本堂には釈迦如来像、阿弥陀如来像、薬師如来像、その他58の神様が祀られています。
希少な装飾が多い古廟
9. レンブアイイア廟(龍尾古廟)
アユタヤ朝中期に潮州華人によって建てられた廟。廟内の装飾はとても古く大変貴重価値が高く、中には民時代の鐘やラマ5世から下賜されたものです。旅行や住居関連にご利益があると言われ、今日でも賑わっています。
健康祈願の観音様
10. ティアンファー財団病院(泰京天華慈善醫院)の観音堂
泰京天華慈善醫院はタイ国初の華人系財団として1902年に設立され、当初は華人向けの中医と西洋医学の治療場として利用されていました。800~900年前の宋時代に掘られと推測される観音菩薩像が安置されており、健康を祈願する多くの人がやってきます。
写真・情報提供協力/タイ国政府観光庁・ 中村慈恵・小川里枝子
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