バンコクお散歩ルートマップ (旧市街)
Vol.
11
味わいのある古い町並みは今も活気がある
古い街並みを歩いてバンコクの歴史の匂いを感じる。旧市街の城壁周辺を巡る。
前回に引き続き"Walking Bangkok" (タイ国政府観光庁が発行)を実際にクルンテープ編集委員が歩いておすすめの場所についてご紹介します。 旧市街(ラッタナーコーシン島/プラナコーン区)と言えば、王宮やワットポー、カオサンなど定番観光地もありますが、それらにほど近いながらもあまり知られていないレトロな街の魅力を再発見するお散歩コース。今回は旧市街の東側エリアです。

たまには船で移動のプチ冒険はいかが?

駅から少し遠いので、タクシーなどで移動する以外にも、運河を船で移動する方法も。パーンファーリラート船着場を使えばワット・サケート(地図5)のすぐ近くまで行くことができます(乗り降りが少し大変なのでスカートの方や小さいお子さまなどは避けた方が無難です
レトロなタイ的純喫茶
1. コピ・ヒア・タイキー(邢泰記コーヒー)
創業1953年のヒア・タイキーは昔ながらのコーヒーで有名で多くの支店を出していますが、本店がここ。食事メニューもとても充実しています。 写真はタイ式コーヒーのカフェボーラーンでいくつかブレンドの種類もありました。
タイの伝統的なオリエンタルな香りの香水
2. ナーンローイ
今から約90年前、創業者のヒアン御婆さんが宮廷に仕えていた友人から香水の作り方を教えてもらい、そこにタイならではの花やハーブを調合し販売したのが始まりという歴史ある香水。南国のオリエンタルな香りの香水はこんなにかわいい瓶に入ってなんと120B程度! 香りはほど良く優しい芳香です。ソイビーンズオイルの肌にもぬれるアロマキャンドルも素敵。
鉢以外にもタイ寺院で見かけるアレコレが売っています
3. バーン・バート集落
僧侶が托鉢に使うバート(鉢)を作る職人たちが集まっていた集落。今では数件を残すのみですが作業の様子を見ることができます。
木製品で栄えた華人の町
4. トローク・シャンハイ(上海横丁)
このエリア一体には上海から移住してきた華人の集落がありました。都市計画によって建てられたタウンハウスには今も木工のお店が並んでおり、木戸やドアノブ、お棺などが売られています。
参拝と言うより「攻略?」
5. ワット・サケート
通称プーカオ・トーン=金の山。アユタヤ時代からある古い寺院と言われていますが、仏舎利を収めた人工の山はまるで要塞のような雰囲気。頂上の展望台からは旧市街の古い建物の向こうに新しいビルの摩天楼を眺めることができます。敷地内には「Lucky Buddha」も安置されており、宝くじ売りたちも精を出しておりました。
白亜の八角形の屋根の要塞と緑の公園
6. マハーカーン砦
こちらは本当に砦だったもの。ラマ1世の時代に建てられた14の砦のうちの一つ。砦そのものの中には入れませんが、周りの公園の景観に癒されます。夜間はライトアップされます。
■ ちょっと寄り道
寄り道① : ジェイ・ファイ 
ありきたりなタイ料理屋と侮るなかれ実はミシュラン一つ星獲得のお店
黒ゴーグルのマダムのインパクトは大ながら、どこにでもありそうな半屋外のタイ料理のお店。でもメニューは一般的なローカルタイ料理と一桁違うお値段! 高級食材を使ったシーフード料理は世界中から噂を聞きつけてやってきた人たちで大賑わいでした。予約必須の超人気店です。

TEL:02-223-9384

 
寄り道② : ローハープラーサート ワット・ラーチャナッダーラーム 
鋼鉄で出来た世界唯一の仏塔
タイのどこのお寺とも少し違う雰囲気の仏塔。鋼鉄製であるため、エアコンが無いながらも館内はひんやり。外国人でも20Bで参拝でき、7階まで螺旋階段を上ると、建物上部から外を見渡すこともできます。
写真・情報提供協力/タイ国政府観光庁・ 中村慈恵・小川里枝子
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